先日の日曜日は1年振りに、イヴ・アンリ先生の公開レッスン、コンサート、そして私自身のプライベートレッスンに旭堂楽器店へ行ってきました。
朝一番に行き、最前列で1日聴講させていただきましたが、本当に有意義な1日を過ごすことができました。
公開レッスンでは3名の受講生がそれぞれ、
①ドビュッシー/喜びの島、仮面
②ショパン/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズop.22
③ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番ハ短調Op.13 第1、2楽章
を弾かれました。
アンリ先生は、
・ショパンの時代のピアノと現代ではピアノの大きさや弦、音量も違うので、楽譜に指示があっても大きく弾き過ぎないこと。
・ショパンやドビュッシーの楽譜の記譜、特にペダルについての注意点。
・ドビュッシーのスタッカートの弾き方、強弱の両手の弾き分け。
・ベートーヴェンにおいては2楽章のAdagio cantabileの三連符のテンポをイメージしてからテンポを決めること。
現代のピアノはアタック音が強く目立つので減衰が速く、速く弾きたくなるのでテンポに注意すること、など
とても詳しく説明されていきました。
私はアンリ先生のコンサート後にプライベートでレッスンを受講しましたが、ペダルの使い方、強弱の指示(両手の弾き分け)、音の繋がりなど細かく指導されました。そして指のトレー二ング方法なども教えてもらい、とても有意義な1時間のレッスンを受講することができました。
アンリ先生のコンサートでは
・ショパン/ノクターン、ワルツ
・ロベルト・シューマン/謝肉祭
・ラヴェル/水の戯れ、亡き王女のためのパヴァーヌ、道化師の朝
アンコールではショパン/ノクターンを弾かれ、繊細な響きからダイナミックな響きまで本当に素晴らしい演奏でした。
目の前で素晴らしい演奏が聴けて、”私はなんて幸せなんだ”と感じた1日でした。
また受講して学んだことをレッスンでも活かしていきたいと思います。